さて、現代のキャンツーの大問題といえば「スマホの充電」です。
マップを見たり、観光地を検索したり、撮影したり…もはやスマホなしでの観光は考えられません。
手持ちのバイクであれば、バッテリーにUSB充電器などを繋げてしまえばいいんですが、
今回はレンタルバイク。慣れていないバイクのバッテリーをいじって自走不能…なんてことになれば目も当てられません。
なんとか、穴あけや配線を変えずに簡単にカブに充電器を取りつけられないものか…と調べていたところ、良い方法を発見しました!
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「サービスチェックカプラ」を使って穴あけ・配線ナシの充電!
今回、僕がレンタルしたのは2014年式のスーパーカブ50cc。
古いタイプのカブはサイドにバッテリーボックスがありますが、僕が借りたような新しいタイプは座席の下にバッテリーが収められています。
このタイプのカブには「サービスチェックカプラ」なる、普段は使用されていないカプラが用意されています。
(カプラは回路を結合するための部品、のことらしいです。)
このカプラに繋がっている配線は、キーをONにしている時だけ通電するので、常時流れっぱなしという状態にならず、バッテリーが上がってしまう心配もありません!カプラを使用しているので半田付けなども必要なく、お手軽に設置できそうです。すごいぞサービスチェックカプラ!
レンタルカブでキャンツーをする人のためにあるような存在といってもいいでしょう!(もちろん違うけど。)
早速この「サービスチェックカプラ」を使ってお手軽に充電設備を用意しましょう。
さて、USB充電器を取り付けるために必要なものは以下の3つです。
カブにUSB充電器を取り付けるために必要なモノ
USB充電器
充電器本体ですね。色々種類はありますが、バイク用で端子がバッテリー直付になっているものを選びます。
電圧は5Vにしました。一応ヒューズもついてて安心設計。
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カプラセット
圧着ペンチ
何事も餅は餅屋ですね…1回しか使わないのでもったいない気もしますが、背に腹は帰られません。圧着ペンチの購入は必須です。
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モノが揃ったらさっそく準備にかかりましょう!
自宅でする準備
USB充電器に、カプラを繋げます。
手順としてはこんな感じ。はじめての作業でしたがやってみたら意外と綺麗にできました。
1.先端の端子を切断する。
2.切断した先端に防水端子を圧着する。
防水端子の圧着の仕方は、下記のサイトが参考になりました。
注意したいのは、最終的な接続。出先での一発勝負になります!替えの部品も工具もない中なので、やり直しは容易ではありません。
なので、端子をカシメたらカプラにはまだ接続しません!
カプラにはめ込むと、なかなか抜くのが難しく、僕はこれで一回失敗しました。
現場でカブ側の配線をよく確認し行いましょう。
なんなら圧着自体も、端子を切断した破片で何度か練習してみた方が良いと思います!
事前の入念な準備が、本番を楽にしますよ!
この辺は先人の皆さんがわかりやすい記事を書いてくれているので、
そちらを是非御覧ください。
大事なことは「配線を誤らない」「焦って作業しない」でしょうか。
ミスがあるとリカバリーに時間がかかってしまいます。
レンタルバイクでの短い旅行ではもったいないロス。1つ1つ入念すぎるほど確認するくらいで行きましょう。
僕は最終的に、コードをカブの中を通すということをしないままにカプラをつないでしまい、
しかも配線コードが抜けそうでカプラを抜いてやり直すことができない…という状況になってしまいました。
結果、カブの外側にコードをビニールテープで固定するという間抜けな姿になってしまいました…。
一応の保険として「モバイルバッテリー」も用意!
最悪、何かのミスで配線ができない!充電する方法がない!というのは悪夢です。
そういう場合でもなんとかなるようにモバイルバッテリーは大型・大容量のものを持っていきましょう。
宿やライダーハウスで充電していけば、それでもなんとかなると思います。
ただモバイルバッテリーの充電切れにもヒヤヒヤするようなら、やっぱりカブから電気が取れるようにするのがイチバンですね。
気をつけないといけないのは航空便では北海道に送ることができないということです。
手持ち荷物で飛行機に持ち込むか、現地で受け取る方法が良いと思います。
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次回は「カブを改造せずに荷物を積載する方法」について書きたいと思います!